私から見て「あーかなり反動を使って無茶なフォームでやってるな~」て感じの方でもスゴイ身体の持ち主は沢山おられるので、結局はその方なりに効果があったのならそれが正解になります。
ただ、前回でも申し上げたようにフォームを追求した方が使用重量は下がるので、怪我のリスクも下がります。それに効かせ方がうまくなるとその分対象筋が早く疲れるのでトレーニング時間も少なくてすみます。
因みに私が重量を追い求めるトレーニングからフォームを修正したトレーニングに変えた理由は、年齢とともに重量が伸びなくなったこと、それに加え筋肉や関節に痛みが生じたからです。
コンテストに出場するレベルの方でも競技歴が長くなるほどあちらこちらが傷んでしまい、満足にトレーニングができなくなるとそのまま引退状態になり、健康管理のための筋トレさえしなくなる方もいます。
私は重量を扱ったトレーニングができなくてもまだまだコンテストに挑戦する気があったのと、私の仕事がパーソナルトレーナーですのでトレーニングを止めるわけにもいかず、いろいろ試行錯誤をした結果が今のトレーニングなのです。
当ジムの会員様は私が60代でもあるからかも知れませんが、けっこう中年以降の方も来られているので、私が今行っているトレーニングを還元できているので正に怪我の功名だったと言えるでしょう。
YouTubeで外人ビルダーのトレーニング動画を見ていつも思うのは、ほとんどの方が丁寧にトレーニングしています、それになお且つ高重量!。
バケモノ並みの筋量で200キロ以上のベンチプレスを手幅も広すぎず、胸も極端に反らさずホントに奇麗なフォームで挙げているのを見ると、やっぱり憧れますね、素直に凄いっ、、、と(笑)。
重さのみを追い求めるための雑なフォームでもなく、かと言って1ミリの狂いもなく正確にやっているわけでもない、、でもしっかり対象筋に刺激が入っている。
ドーピング問題はさておき、彼らのトレーニングを見ると、これぞ本物のボディビル・トレーニング!と思わせてくれます。
ともあれ、重さにとらわれず、ピンポイントでハードに効かすことが究極だとは思いますが、熟練度(筋肉との対話力)も求めれらますので、
あなたが若く(40歳まで)、痛めているところがないのであれば、極端にフォームを崩さない範囲で重量を追い求めつつトレーニングするのが正解だと思います。
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